こんにちは!
宇部市西梶返の「筋膜と姿勢の整体院」院長の近藤です。
今回のテーマは「朝に日光を浴びるメリット」についてです。
肩こりや腰痛といった慢性的な不調にお困りの方の中には、生活リズムが崩れ日光にあまり当たれていない方が一定数いらっしゃいます。
そういった場合、朝イチで少し日光に当たる習慣を付けると不調から回復しやすくなる事が多いです。
日光の健康効果については昔から様々な研究が行われています。
その多くのレポートには「適度な日光浴は健康に良い」と記されており、個人的にもその通りだと考えています。
日焼けはしたくないので日光浴はしたくないと考える方も多いですが、僅か10分間の日光浴でも、全く日に当たらない場合と比べると身体へのメリットは大きいです。
また「日本人は世界で二番目に皮膚ガンになりづらい民族である」という研究データもあります。
生活の中に日光浴を取り入れる価値は大きいです。
具体的なメリットとしては
①体内時計が正常に働くようになる
②幸福感を感じやすくなる
③睡眠の質が高まる
この3点です。
それでは順番に解説してゆきます。
①体内時計が正常に働くようになる
小学生でも知っている事ですが、地球での一日は24時間です。
しかし、ヒトの体内時計は一日を24時間10分で刻んでいます。
地球での時間と体内時計にはそもそもズレがあるのです。
体内時計の通りに生活するとしたら、今日は朝7時に起きても、明日は7時10分に起き、明後日は7時20分に…といった具合に生活リズムは後ろにずれていく事になります。
この体内時計の周期には個人差があります。
体内時計が地球の周期に近い方は、あまり苦労せずに早寝早起きといった規則正しい生活を送る事ができます。
逆に体内時計が地球の周期から離れている方は、気を抜くとドンドン夜更かしの方へ生活リズムがずれていきます。
夜は遅くまで寝ず、朝は寝ぼけまなこで飛び起きて職場や学校へと向かう羽目に…といった具合ですね。
時間に追われる状態だとストレスも大きくなり、肩こりや腰痛といった不調は更に気になってしまいます。
朝の日光は、この体内時計の周期をリセットさせてくれます。
一日かけて約10分進んでしまった時計の針を戻してくれるというわけですね。
目覚めてから30分~1時間以内に日光を浴びる事が出来ると、この効果は特に大きいです。
ちなみにガラス越しの日光を浴びるよりも、直接日光を浴びる方がより好ましいという研究結果が出ています。
生活リズムが崩れやすい方は、ぜひ目覚めたら外にでて日光を浴びてみてください。
習慣化できれば、徐々に体内リズムも整っていくことと思います。
②幸福感を感じやすくなる
朝に日光を浴びると、体内でセロトニンというホルモンが盛んに合成されます。
このセロトニンは幸福感や満足感をもたらし、更に体内時計の調節にも関与しています。
セロトニンは、世界的に広く抗うつ薬に広く用いられていることからも、ヒトにとって非常に重要なホルモンであることがわかります。
朝イチで日光を浴びれば、人体はこのセロトニンを自然に作ってくれるわけです。
また日光を多く浴びる人は、総じて「活動的で生活の質が高く、幸福感が高い」という研究結果が出ており、これもセロトニンの働きが大きく関与していると考えられています。
③睡眠の質が高まる
上で紹介したセロトニンは、夜になると熟睡を促すメラトニンへと姿を変えます。
このメラトニンも、病院で不眠症の治療に使われているホルモンです。
日中にセロトニンがたくさん分泌されると、熟睡を促すメラトニンも多く合成されます。
メラトニンの血中濃度が一定以上になると、ヒトは眠気を催し布団へ向かい、グッスリと眠りにつきます。
更にメラトニンは若さや活力を維持する機能もあり、不足すると糖尿病の発生率を高めるという研究結果も出ています。
健康全般にわたって大きな働きをする、大切なホルモンだと言えるでしょう。
また朝に限った話ではありませんが、日光に当たると人体はビタミンDを活発に合成します。
このビタミンDも、非常に健康効果が高い栄養素です。
ビタミンDについては以前こちらのブログにまとめていますので、よろしければ是非ご覧ください。
冬に日照時間が短くなるヨーロッパ北部では、健康のために日光を模した光を出すライトがよく売れるそうです。
そういった地域と比べると、一年を通して日光の恩恵に与れる地域に住んでいることは幸せな事なのかもしれません。
健康的な習慣の一つとして、朝イチの日光浴を取り入れて頂けましたら幸いです。
肩こりや腰痛といった慢性的な不調にお困りなら、宇部市西梶返の「筋膜と姿勢の整体院」にぜひご相談ください。