こんにちは!
宇部市西梶返の「筋膜と姿勢の整体院」院長の近藤です。
胃腸の不調と肩こり・腰痛といった慢性的な不調は関連しているケースが多いです。
「食べ過ぎた翌日、腰痛が悪化した。」
「飲み過ぎた翌日に首を寝違えた。」
「ストレスで食欲が失せ、代わりに肩こりがやってきた」
こういった経験をした方は多いのではないでしょうか?
今回は、この胃腸の不調と肩こり・腰痛との関わりについて書きます。
胃腸の不調と関連して起きやすいのが、
①身体の痛み
②姿勢の悪化
③ムクミ
以上の3点です。
それでは順番に解説してゆきます。
①身体の痛み
胃腸の具合が悪いと、その反射で身体に痛みが発生しやすくなります。
腰痛との関連性は皆様イメージしやすいかと思います。
また左肩の痛み・コリには胃が、右肩から右首にかけての痛み・コリには腸の上部が関連しているケースが多いです。
②姿勢の悪化
胃腸の具合が悪いと胃下垂・腸下垂になります。
これにより下腹がポッコリと突き出る「反り腰」を引き起こします。
また「反り腰」を代償して「猫背」になる可能性もあります。
胃腸の問題に絡む姿勢の悪化は、回復するまでにある程度の時間を要する事が多いです。
③ムクミ
胃腸の具合が悪いと、食べた物が胃腸に停滞しやすくなります。
停滞した食物は徐々に毒素を発生させます。
すると身体はその毒素を希釈しようと水を溜め込み、結果として身体にはムクミが生じます。
このムクミの多くは、夜に寝ている間に起こります。
朝目覚めたときから身体がむくんでいる方や、起き抜けの痛みが強く時間が経つにつれてラクになる方は、こちらに該当します。
このように、胃腸の不調と肩こり・腰痛等は関連している事が多いです。
では、ご自身では何をすれば良いのか?
以下の4つを意識してみてください。
①ゆっくりと、よく噛んで食べる
しっかり嚙むことで、胃腸に加わる負担を減らすことができます。また、よく嚙むことで満腹中枢が刺激され食べ過ぎも予防できます。早食いは、なるべくしないようお気をつけください。
また辛い物やコーヒー、アルコール類やナッツ類は胃腸に負担をかけるので、調子が悪い時は避けて頂いた方が無難です。
②冷たい物を摂りすぎない
一日の締め括りに冷たいビール!
頑張ったご褒美にアイスクリーム!
美味しいですよね。
しかし空腹の状態で冷たい物を流し込むと胃腸が一気に冷え、胃下垂・腸下垂を引き起こします。
冷たい物を召し上がる時は、ぜひ温かい物と一緒にお召し上がりください。
摂りすぎにはご注意を。
③入浴
現代人はただでさえ運動不足で体温が下がり、血液循環が悪くなりやすいです。
その上で胃腸の機能が低下している時は、特に身体が冷えている事が多いです。
「忙しいからシャワーだけ」という方も多いですが、湯船に浸かってゆっくりと身体を温めてあげると不調も快方へ向かいやすくなります。
毎日は難しいとしても、ぜひ週に何回かはゆっくりとお風呂に浸かってみてください。
④ストレスを遠ざける
これはなかなか難しいかもしれませんが、これが出来ると大きく身体は快方に向かう事が多いです。
胃腸はとても繊細です。
ストレスが加わりお腹の具合が悪くなった経験をお持ちの方は多いかと思います。
また小腸壁は普段強く結合し、腸の内容物が放つ毒素が血中に侵入しないよう防いでくれていますが、ストレスが加わり続けると小腸壁の結合が緩みます。
すると毒素が血中に侵入するため、毒素を分解する肝臓にも大きな負担が加わってしまうのです。
裏を返せば、ストレスを遠ざける事が出来れば身体への負担を大きく減らすことにつながります。
ご自身で可能な範囲で、ぜひ試みてください。
ここまで長く書きましたが、肩こり・腰痛を伴うお腹の不調は内臓疾患から発生している可能性があります。
内臓疾患を放置してしまうと重篤な問題に発展しかねません。
そのため、上記のような不調が続いている方は、まず内科等でしっかりとした検査を受けられる事をおすすめします。
しかし検査の結果、内臓に器質的疾患が無いケースであれば適切な施術とセルフケア、さらに生活習慣を見直すことで快方へ向かうことは多いです。
肩こり・腰痛といった慢性的な不調にお困りなら宇部市西梶返の「筋膜と姿勢の整体院」にぜひご相談ください。